ダンスをする際はダンスシューズ(ダンス用の靴)が必要になってきます。
ここではヒップホップダンスのダンスシューズの選び方、オススメをご紹介します。値段の相場(高い靴、安い靴)やどのダンス用シューズを買えば良いか分からない初心者の人は一度目を通しておきダンスシューズについて知っておきましょう。
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【踊りやすい靴】正しいダンスシューズの選び方
ヒップホップダンスを始めるにあたって、シューズ(ダンス靴)選びは非常に大切。
使用するダンスシューズによって同じ期間、同じ内容(技、ステップ)の練習をしていても上達するスピードが変わってきます。ダンスに向かないシューズを選び履いてしまうことでステップの技やコツの感覚が掴みづらいということが一つの要因として挙げれます。
ランニングシューズはNG
ダンスシューズは室内運動靴に分類されます。よく初心者の方はランニングシューズを選んでそれをダンスシューズに使用していますがこれは宜しくないです。
だいたい一般家庭にある運動靴として多いのが、ランニングシューズです。
ランニングシューズはその名の通り、走るために作られたシューズ。
運動にも色々な種類があるように、シューズにも種類がたくさんありダンスの動きに適したシューズがたくさんあります。
ランニングシューズは普段履きに利用する人も多いと思いますが、走るシューズなので前に動くことを前提に作られています。ヒップホップダンスで行う動きは前だけでなく、横方向の動き、つま先やかかとをひねったりスライドさせたりと、変則的&瞬発的な動きが多いため、前の動きをメインで作られているランニングシューズはヒップホップダンスに適していません。
ホールド性のあるシューズである事
一方、バスケットやテニスで使われるコート用のシューズは前後左右の瞬発的かつ複雑な動きが多く、体重移動などのハードな使用を想定した設定になっておりホールド性に優れています。これらの特性はダンスで求められるものと同じ!
つまりバスケットシューズやテニスシューズはダンスシューズとしても最適なんです。
ダンスシューズの素材は?
ダンスシューズのソール(底)の素材は、革製とラバー製の2つがあります。
革製はスウェード素材で、できており非常に滑りやすくターン(回転)がしやすいですが、使用頻度が高くなると革が摩擦でツルツルになってしまったり、床によっては踏ん張りが利かないのが欠点。
ラバー製はゴムでできているので滑りにくく、重心の移動や踏み込みも負担が掛からず踊りやすいです。最初は滑りにくく不便に感じるかもしれませんが、馴染んでくるとそこまで気になりません。
初心者の人はまずラバー製のダンスシューズをオススメします。逆にスライド系、ターン系が多い踊りを踊るなら革製を選ぶべきかなと思います。
ダンスシューズの形は?
ダンスシューズの形には大きく分けると、ローカットとハイカット(ミッドカット)が存在します。二つの違いは上記画像を見て貰うとわかりますが、ハイカット(右の靴)は足首周りまで高さがあります。
基本的にハイカットはお洒落、デザイン性を重視したシューズなので踊りに関してメリットはありません。むしろ足首周りまで高さがあると踊りにくく、靴ずれを起こす可能性もあります。なので、踊りやすさを重視するならローカットの方が良いです。
しかし、ダンスは鏡に自分の姿を映して練習することが多いため、モチベーションアップの為にカッコイイ靴を履くことは大事な事だと思います。実際、ハイカットで踊っている人も多く、踊りやすさ、機能性を取るならローカットではありますがお洒落、格好良さを求めるならハイカット。やっぱりハイカットの方がいかにもダンサー!って感じがするので人気あるますよね。
私自身もハイカットのシューズを履いて踊っています。
履き心地やお洒落は人それぞれ違うので一概にどちらか一方をオススメする事はできません。そこは実際に靴を履いてみて自分に合うかどうか判断してみてください。
ダンスシューズの相場
ダンスシューズの値段はどのくらいでしょうか?
本格的にダンスを始める人、これからも長く続けていく人はそれなりのダンスシューズを選ぶべきです。良い品質のシューズなら数年は持ちますしやはり機能性が高い靴は踊りやすいのも特徴。
履き潰すなら8,000円〜10,000円前後の靴が良いかと思います。
安く収めたいなら2,000円〜3,000円前後の靴もたくさんあります。ただし、その場合は有名なスポーツメーカー、ブランド物を選びましょう。その理由については次の項目で。
履いてはいけないダンスシューズとは?
実はダンスシューズと位置づけられているからといって
ダンスに適しているとは限りません。粗悪品だとダンススタジオで使用が禁止されているって知っていましたか?(スタジオにも寄りますが)
どんなダンスシューズが禁止なのかと言いますと
このように床に付いた靴のすり跡(ヒールマーク)がつく
ダンスシューズはダメだったりします。
実は自分も最初に買ったダンスシューズが2,000円ぐらいの「無メーカー」でした。案の定、踊っている時にヒールマークが付き、その靴は禁止とまでは言われませんでしたが気まずい思いをしました(笑)
このヒールマークがつくダンスシューズはできるだけ避けましょう。主に安物や名前も聞いた事のないメーカーに多いです。現時点では、ダンス用シューズは一般的なスポーツメーカー、有名なブランドメーカーが良いです。
ヒールマークが付かない事を確認してるメーカー
- NIKE(ナイキ)
- adidas(アディダス)
- puma(プーマ)
- New Balance(ニューバランス)
- K-SWISS(ケースイス)
- asics(アシックス)
- Reebok(リーボック)
誰もが一度は聞いた事あるスポーツメーカーなら安心、安全です。信頼のメーカーなら安価な物でも問題ありません。メーカー物でも安いシューズなら2,000〜3,000円で購入できるので、ドン・キホーテやネット上で売っている「無メーカー」の安物には絶対に手を出さないでおきましょう。
せっかくダンス用シューズを買ったのに、ヒールマークが付くから履いてこないで下さいと言われ、また新しい靴を買わないといけない二度手間になってしまいます。
▼ダンスシューズの洗い方って??
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オススメのダンスシューズ・ダンススニーカーを紹介
ここまででだいぶダンスシューズの事がわかってきたかと思います。
でも、結局どんなダンスシューズ良くて、どれが踊りやすいダンスシューズがまだ分からないはずです。最後にダンサーに人気・定番であるオススメのダンスシューズを紹介していきます。
これを参考にしておけばダンスシューズにおいて失敗はないと思います。
【NIKE】AIR FORCE(ナイキ エアフォースワン)| ダンス
ダンス界でも愛用者が多いNIKEの「エアフォースワン」。
特別ダンスに特化したシューズではないですが、とにかくデザインがカッコイイのが人気です。JAY-Zをはじめ、多くのヒップホップアーティスト、ストリートヘッズに愛されており、数年前まではヒップホップダンサーなら必ず一足は持っているんじゃないかというくらい流行っていました。鉄板の白、黒からカラフルなもの、ハイカット、ローカットと種類が豊富にあるので選ぶのが楽しいです。
NIKEの定番ダンスシューズで人気は白のハイカットシューズ。
ダンサーっぽい靴を選びたい人はこちらをオススメします。
【NIKE】TERMINATOR(ターミネーター)
こちらもダンスシューズの定番で、
ヒップホップダンサーの愛用者が多い有名なシューズ。
エアフォースワンに比べるとカラーが特徴的で、ファッション性が高いダンスシューズが好まれ愛されて続けています。機能性もエアフォースワンとそこまで変わらないのでデザインの好みで選びましょう。
【adidas】SUPERSTAR(スーパースター)
80年代のRUN DMCが着用したことにより大ブームを巻き起こした言わずと知れたアディダスの名作「スーパースター」。こちらはローカットデザインがメインでクッション性とグリップ力があるシューズです。かなり頑丈な作りですが、少し重たく感じるかもしれません。さらにフィット感を求めるのであれば、タンが肉厚な「スーパースター2」もオススメ。どの靴屋さんに行っても大体あるので手に入れやすい。
【adidas】STANSMITH(スタンスミス)
こちらもadidasの名作シューズ。ストリート感の強い「スーパースター」に比べて「スタンスミス」はもっとスマートなデザインになっています。シンプルでミニマルさを求めるならスタンススミスがオススメ。
軽くて柔らかいので軽快な動きができる踊りやすいシューズです。
DC SHOES(ディーシーシューズ)
アメリカのスポーツ用品メーカー。ストリート、スケート、レース、スノーなど、様々なカテゴリー別の商品があり、アパレルやシューズは世界的に非常に人気があり、DC SHOESのブランドはシューズだけでなくTシャツや他のアイテムも人気となっています。
【adidas】DP.01
E.P.I(EXILE パフォーマンス研究所)の所長を務め、EXILE、J Soul Brothers(二代目)のパフォーマーTETSUYAとアディダスによる、約2年間の共同作業によって開発されたシューズです。
日本人の足を分析したアディダス独自のテクノロジー「マイクロフィットラスト」が搭載されており、高いホールド性とフィット感が最大の特徴。他にもホールド性だけでなく、屈曲性と耐久性にも優れています。機能面だけでなくデザイン性も高く、若者を中心に人気が出ている新時代のダンスシューズと言えます。
【PUMA】SUEDE(スウェード)
その名の通りスウェード生地が使われているシューズです。元々はバスケットボールシューズとして作られましたが、次第にストリートでも人気が出ました。
足にぴったりとフィットする高いフィット性と、重すぎず、軽すぎない適切な重さを持つシューズとして人気が高く、特にブレイクダンスをする人たちの間で重宝されています。
JADE(ジェイド)
ジェイドは現役ヒップホップダンサーの声に耳を傾けて製作された、まさにダンサーのためのシューズ。ダンスのシューズを専門的に扱っているだけあってヒップホップだけでなく、POPやLOCKなどのカテゴリー別に分けられて作られているから驚きである。ヒップホップ用はもちろん着心地バツグン。止まるべき所ではきちんとストップできるし、ヒップホップダンスの表現力の命である、スライドやターンの際もフロアにつっからずに楽々。
まとめ
ダンスシューズといってもこれだけの種類があります。
ダンサーとして定番なものであればエアフォースやターミネーター、スーパースターは間違いありません。何を買えば良いか迷った方はここを選んでおきましょう。
最終的には個人差があると思いますので、実際にお店に行って試着してから決めるのが一番です。この記事で少しでもダンスシューズの参考になれば幸いです。
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