今回はダンスの基礎的な動きでもある「アイソレーション」のやり方や練習方法、上達への近道を教えていきます
そもそも「アイソレーション」とはなんでしょうか?
アイソレーションとは?
アイソレーションとは、体の各部分を単独で動かすダンスの基礎技術、トレーニング体操のことで「アイソレ」と呼ばれている。ヒップホップダンスはもちろん、ジャズダンス、ストリートダンスはもちろん、ポッピングの"ロボットダンス"と言われる動きがそれにあたる。体の一部分だけを動かすため、"人間離れした不思議な動き"を行う上では不可欠となる基本技術である。
ダンススタイルには流行り廃りがありますが人間の体はそう簡単に変わるものではありません。
アイソレーションはダンサーにとって重要な基礎動き。目的としては、体のコントロール能力を向上させ「対応力」を身につけること。アイソレができるようになれば、ダンスの動きも違ってきてレベルアップする事は間違いありません。
動かす部位は首、肩、胸、腹、腰、肘、手首、上半身、下半身、脚、膝、足首など様々ですが一般的には首や胸、腰、手足を動かす事が多いです。
今回はダンスの動きでも特に使う首と胸のアイソレのやり方をご紹介します
首のアイソレーションのやり方
アイソレの中でも一番の基本となる"首"の動きです
今回はYoutubeに投稿していた「aicecream777」さんのアイソレーション動画を見て解説していきます。
実際に動画を見た方がわかりやすいですが、この記事では自分なりの解説も交えています。
覚え方のステップとしては
1・首を前に出す
イメージとしてはニワトリの首の動きです
体を動かさず首だけ前に出す事を意識してみてください
2・首を後ろに出す
今度は前に出していた首を後ろに出していきます
慣れないと前の動きより少し難しいかもしれませんが、コツとしては気持ち首を前に出しておいた状態にしておくと首が後ろに出ているように見えます
3・首を左右に出す
さて、前後の動きはすぐにできたかもしれませんが左右がちょっぴり難しいです。
この横の動きはというと…
そう!インド人がよくやる首の動きですね!
肩を動かさずに首だけ横に出すイメージ。
まずはそれを意識してゆっくり片方からやっていきましょう。
こんなのできないよ!
安心してください。
横のアイソレは誰でも最初はできません。自分もそうでした。
横のアイソレができるようになる練習法があるのでご紹介します。動画内でも紹介されていますが、自分もダンス教室で同じ方法を教わりました。しっかりと練習していけば必ず身につくはずなので頑張って下さい。
できれば鏡を見て実践してください。
やはり自分の動きを見てやらないとどうなっているか分かりませんから。
まず両手を掴んで上に上げます
そして上げた手の二の腕に首の耳を持っていかせます
最初は頭ごと傾いてもいいので、二の腕に耳をくっつけて行ってください
これを意識してやっていくと次第に首だけ動くようになり横のアイソレーションができるようになります
ポイントとしては
少しだけ肩を上げて行う方がやりやすいです
これは上がりすぎだけど、こんなイメージ
胸のアイソレーションのやり方
胸もダンスの中ではよく使うアイソレの動きです。胸の可動域を広げる事で踊りやよりよく見えます。
基本さえ覚えれば首よりは簡単にできるようになりますよ。
1・胸を前に出す
基本的な意識の動作は首と同じで"胸以外の体を動かさず胸だけ動かす"ようにします。
胸の出し方が分からないって人は"思いっきり鳩胸になる!"って感じで考えてください
背筋をピンとして胸を貼れば胸が前に出ますよね?それが胸を前に出す動きです
この時、肩やお腹が動かないようにするのがポイント
鏡の前で横向いてやると胸の動きがわかりやすいです
2・胸を後ろに出す
さて、お次は胸を後ろに出すですが
さっきの前に胸を出している状態から胸を後ろに引っ込めます
イメージとしては思いっきり猫背になったり、みぞおちにパンチを喰らった感じです
これに前に出す動きと合わせると胸が前後にアイソレーションしているようになります
こちらも最初はできないと思うので一つ一つの動きを確かめながら練習して下さい
アイソレーションの練習方法
基本的はやり方は分かったと思いますがあとは練習方法
アイソレは何処でもできるので、1日5分・10分で良いので実践して下さい。
だいたい一つの動きに10回(前の動きなら前に10回、次は後ろに10回と…)行い、それを3セットや5セットと決めてやりましょう
アイソレを教えて貰った先生に教わったのが
「アイソレ1日100回やっていれば1週間、2週間程度でマスターする理論」でした
どんな時でも良いです、歯を磨いてる時、休憩時間、ちょっとの時間に首や胸を動かす練習をしてみて下さい。回数は適当でも良いので、常日頃からやっていると気がついた頃にはできるようになっています。あとはできるだけ人がいない所でやりましょう。家なら良いけど、学校や会社でやってると気持ち悪がられるので注意です(笑)
アイソレーションができてきた事が自分で把握してきたら、それをダンスの動きにも入れるように意識するのが次のステップです。例えば普通のアップとダウンの動きでも首のアイソレを入れてみましょう。ダウンの時は首を前に出したり、アップの時は首を後ろに引いたり胸を出したりなど…。そういうった細かい動きを積み重ねていく事で踊りが上手い人の動きになってきます。
初心者の頃に思う「なんでダンスが上手い人の動きは自分と全然違うのか」の謎が少しずつ解明されるはずです。
ぜひ、これを機にアイソレーションを練習してダンスに生かして下さい!
以上、「ダンスの基礎!アイソレーションのやり方・練習方法」…でした