子供の習い事でダンスの種類はどのくらいあるのでしょうか?子供にダンスを教えたくても、大抵の親はダンスに無知で専門的や技術的な事は教えれません。ここではお子さんにダンスをさせる魅力・メリットや、ダンスの種類からどのジャンルのダンスを習わせるのがベストなのかをご紹介。お子さんにダンスを習い事をさせたい人は必見です。
子供にダンスを習わせるメリットやダンスの種類
2012年度から中学校の体育で、武道とダンスが必修になった事で子供の習い事としてダンスを選ぶ家庭が増えてきました。
ですがダンスって難しそうだし、何だか独特の雰囲気を感じるから近寄りがたいと感じている親御さんも多いのではないでしょうか。偏見があるのも仕方ないのかもしれませんが、実際にやって見るとそんなイメージと違った世界が広がっています。
子供にダンスを習わせる5つのメリットを紹介
1・基礎体力がつく
ダンスのレッスンは柔軟から始まり、体全体を使って踊るため、どのジャンルに関わらずとても体力を使います。普段使わない筋肉を使ったり、長い時間踊ることで自然と持久力と筋力が付き、基礎体力の向上に繋がります。近年の子供は基礎体力が低下しておりその中でもダンスは運動効率の良い一つに取りあげられています。
2・柔軟性、敏捷性、リズム感がつく
もちろんダンスのメリットは基礎体力だけではありません。ダンスのレッスンは柔軟から始まり、ステップの反復練習、素早く身体を動かすので総合的な能力を養うことができ柔軟性や敏捷性などもバッチリつきます。また、音を聴いて身体を動かすことは、脳と運動器官の神経伝達にとても良い影響を与えます。
リズム感は、子供のうちからやっていないと中々身につかないので、小さいころからダンスで音に触れることはとても良い事なんです。
3・チームワーク、協調性が身につく
ダンスは個々の技術を高めると同時に、団体競技でもあります。
みんなで一緒のダンスを踊ったり、一つの目標に向かって目指す事で、お互いを励ましあったり、一緒に喜んだり、時にはライバルになる事で、競争心や協調性が身につきます。学校以外にも友達ができ、子供にとってかけがえのない時間を与えてくれます。
4・自分に自信を持つようになる
ダンスは人前で踊って自分を表現します。大人になってもそれが恥ずかしくてできない人もいますが、子供の頃からそれができるようになる事は自分への大きな自信に繋がります。そしてその自信はダンスだけでなく、学校、日常生活にも影響してくるでしょう。自己表現力なども磨かれ、人前でも動じない、強い心も育ちます。
5・趣味・楽しみとして続けて行きやすい
習い事の多くは、中学入学でやめてしまうことが多いですがダンスは年齢が高くなっても人気が衰えません。中学生以上になるとスクールを止める場合でも趣味としてグループ同士で支えあうことが多いです。ダンスを通して学んだことが、大人になってからも役立つのではないでしょうか。
ダンスのレッスン(授業)ではどんなことをするの?
各ダンスや教室によって異なりますが一般的な流れはこんな感じ。
- 始まりの挨拶
- ストレッチなどの柔軟
- アイソレーション(体の各部位を動かすダンス)
- リズム取り、基礎の動き
- 振り付け、ステップ(メインパート)
- クールダウン
- 終わりの挨拶
時間はだいたい1時間〜2時間。初めての子が途中からレッスンに参加するのは不安になるかもしれませんが、教室に通う子どのダンスの上手、下手や経験などは一切関係ありません。途中の時期に入ってきた子の為にもしっかり踊れる振り付けや、ステップを用意してくれます。最初の頃は基本的な動きが多いので、どの時期に入っても十分ついていく事は可能。
ダンスの種類は?どれを選ぶべきか?
「ダンス」と言っても、種類はたくさんあります。どんな種類があって、子供にはどんなダンスを選ぶべきなのでしょうか。
ヒップホップ
男女、大人子供問わず人気のジャンル。
一番ポピュラーなジャンルで、最も覚えやすく踊りやすいのがヒップホップです。
EXILE、三代目JSB、E-gilrs、AAA、AKB48、ジャニーズJr.など日本で人気のあるダンスユニットなどはほとんど「ヒップホップ」に分類されます。親世代もなじみのあるダンスミュージックなので家族ぐるみで楽しめます。
子供が一番興味を持つダンスはヒップホップですから、特に決まったジャンルがない場合はヒップホップダンスで問題ありません。まずはヒップホップでダンスの基礎を作ってから他のジャンルに移るのもアリです。
バレエ
女の子に一番人気なのが、バレエダンスです。
優雅に踊るその姿は誰しもが憧れます。姿勢が良く、しなやかな動作が身につくのも「バレエ」の特徴ですね。
女の子を持つママさんの憧れかもしれません。ここ数年では男性バレエダンサーのコンクールでの活躍が良く話題になり、そんなことも影響してか習い事にバレエを選ぶ男の子も増えてきています。
あと、バレエにはクラシックバレエとモダンバレエが存在します。本格的なクラシックバレエに比べてモダンバレエはクラシックとヒップホップの中間みたいな感じなので最初はモダンから始めるのも良いですね。
ジャズダンス
ジャズダンスはバレエの要素を取り入れたダンスのジャンル。実はダンスの振り付けはジャズダンスが基本だとも言われています。手足の使い方からダンスのマナー、ジャズ特有のスイングやビバップに小さい頃から触れることで、ジャズ特有のリズムを身体で覚えられます。ジャズのリズム感は、日本人になじみがないので、自然に覚えられるとカッコイイです。
こちらも女の子に人気なジャンルですが、男の子でも習っている人はたくさんいます。
フラダンス
もともとはタヒチ文明の「神への祈り」からくる踊りで、音楽も踊りも哲学も愛でいっぱいありバレエより歴史もあります。フラダンスはゆったり感がありクネクネした動きが特徴、他のダンスに比べると運動量は少ないものの、体の芯、体幹を鍛える事ができます。雰囲気も穏やかなので、激しい動きが好きじゃない・穏やかな性格の子はフラダンスをオススメします。こちらはほとんど女の子ばかりが習うダンスですね。
チアダンス
クラブチームの応援などで有名なのがチアダンス。こちらはダンスだけでなく、挨拶・礼儀も厳しく指導してくれて、チームワークを最も大切にしているダンスなので身体だけでなく忍耐、精神的にも大きく成長できる場所です。
結局、どのジャンルを選べば良いのか
どんな種類があるのかは把握しましたが、結局どのダンスを選べば良いかまだ分からないかと思います。
踊りたい、踊らせたいジャンルが明確にわかっていればそのジャンルを選べば問題ありませんが、特に決まったものがないって方は下記を参考にしてみてくださいね。
ジャンル | メリット |
ヒップホップ | ダンスの中で一番人気
スクールのクラスが多い 男の子はココ |
バレエ | 女の子の一番人気
姿勢を良くしたい 女性らしく上品な子にしたい |
ジャズ | ヒップホップが嫌ならジャズ
上品な親が多い プロダンサー目指すなら |
フラダンス | ゆったりした動きが良い
穏やかな雰囲気が特徴 ハワイや南国が好きなら |
チアダンス | 社会性、協調性がつく
体を柔らかくしたい 基礎体力、柔軟、テクニックが身につく |
まずは子供と話し合ってどんなダンスを踊りたいが決めましょう。
テレビの前でよく踊ったりするのが好きな子はヒップホップで良いと思います。
親の属性
▲こういう子供はちょっとやりすぎ…
ダンスを習わすとなると、子供だから親も一緒に通ったり送り迎えするのが多いです。そんな中で必ず他の親との面識も出てきます。人によってはあまり他の親御さんと関わりたくない人もいるかと思います。正直、ヒップホップだと柄の悪い子供、親がいるのは事実。自分の体感では若いママ、シングルマザーなどはヒップホップダンスを習わせているのが多いです。
バレエやジャズだと上品な親御さんが多いです。一見、大丈夫そうな感じもしますが発表会などになると親の嫉妬や確執が生まれ、ドロドロな関係になってしまうことも…ある意味、一番怖いですね(笑)もちろんこれも一部の例なので絶対そういった親御さんがいるというわけはありませんが、子供だけでなく親同士の付き合いも上手にしていく為にスクールに入会する前はどんな親御さんがいるのか事前にチェックしておくのも大事です。
費用はどのくらい?
ズバリ、ダンスのジャンルと同じぐらい気になるのが費用です。
教室やレッスンによって金額は変わってきますが、
だいたい1回のレッスン1,000円〜3,000円ぐらいです。
有名な先生のレッスンになると値段は高くなっていく感じです。
また月単いのスクールもありますが、レッスンを受ける際に、その度レッスン代を払ったり、1レッスン=1チケットというようにチケット制をとっているスクールも多く、事前にまとめてチケットを買う事もできます。ダンスの種類やスクールの業態によってレッスン代は様々なので事前にしっかり説明を受けておく事をオススメします。
最後に
ダンスについて色々知る事ができたと思います。良いダンス教室、先生を選ぶポイントとしては体験レッスンなどを受けるのがポイントです。先生や教室によって合う合わないは絶対にあるので最初は絶対に体験レッスンを受けてみて子供の反応や親から見てどうだったか判断して見ましょう。
何より一番大事なのは、本人の「やりたい!」という気持ちです。体験教室などを通じて、お子さんが一番楽しそう、やりたそうなところを選んで伸ばしてあげてください。