テレビで人気のダンスユニットが華麗なダンスを披露しているのを見ると、自分でもやってみたい、あんな風に踊れるようになりたいと思うことがあるものですね。思い立ったが吉日と言わんばかりにレッスンスタジオを探し、あっという間に申込みまで済ませたという方もいらっしゃることでしょう。
しかしいざレッスンに行こうと思った際、ダンスファッションというのはどのようなものが良いのか、ダンス練習に着るべき服はどのようなものなのかと悩んでしまうこともあるかと思います。動きやすい服装で来てくださいと言われたけれど間違った服装を選んでしまっては恥ずかしい、そんなことを思うこともあるかもしれません。
ダンスにも様々なジャンルがありますが、実は一般的にどのダンスにおいても練習着は特に定められていないことがほとんどです。ダボッとしているものやピチっとしているものなど自分が着たいものを着れば問題ありません。ヒップホップダンスなどはビッグサイズのTシャツやダボッとしたパンツやサルエルパンツなどのイメージがありますが、雰囲気を出すためにそれを練習から着ても良いのです。ジャズ系など体のラインを強調するようなダンスの場合にはピッタリした服のほうがより魅力的に映るため、自分が練習したいダンスの種類によってサイズ感を変えるのも良いでしょう。しかし初心者の場合、当然のことながら動きやすさを重視したほうが良い場合がほとんどなため、ある程度は体にフィットするもののほうが練習しやすい傾向にあります。
では主にどのような格好をするのが一般的なのかというと、例えばトップスは普通サイズのTシャツで、ボトムスにジャージやスウェットを合わせるといった格好が一般的です。ブランドなども特に気にする必要はないので、ファストファッションなど安価で手に入るものを活用すると良いでしょう。ボトムスの長さも特に指定がないため、長ズボンでも半ズボンでも好きな方を選べます。
夏には半ズボン、冬には長ズボンなど季節によって変えるというのも良いかもしれません。Tシャツも、ジャージやスウェットも比較的安価で手に入れることが出来るため、様々な組み合わせを楽しむためにも二、三着は持っていると練習着であってもお洒落に着こなす楽しみが生まれます。自分のお気に入りのファッションが見つかるまでは、いろいろなテイストのものを集めてみるのも楽しいかもしれませんね。ちなみにジーンズなどは伸縮性のあるストレッチ素材のものならば動きやすいため着用しても良いですし、そのような素材のものは発表会などでも人気があります。
もしヒップホップダンスなどストリート系のダンスをやるのでビックシルエットのものを選びたいと思った際には、トップスは自分が普段着ている服のワンサイズ上を購入するとちょうどよいサイズ感となります。あまりダボッとしすぎていても反対に動きづらくなってしまうため、普段がMサイズならばLサイズを、LサイズならばXLサイズを選ぶと良いでしょう。ボトムスもその要領で、といきたいところですが、ズボンの場合サイズを大きくしてしまうとウエストがダボついてしまって踊りづらくなってしまったり、ベルトで締めるとなんだか格好がつかなくなってしまうため、サイズは普段のものと同じサイズで元からダボッとしたシルエットのものを購入するのが良いかと思います。
ダンスファッションを楽しみたいだけであったり、格好から入るとモチベーションが上がるといったといった場合には別ですが、ただ純粋にダンスがうまくなりたいと思っているならばあまり服装について深く悩む必要はありません。大切なのはいかに練習しやすい環境を作るかなので、自分が好きな、動きやすい服装をして目一杯ダンスを楽しみたいものですね。